友だち   フォロー   フォロワー
57 5 669
おるふぇのふぇ
  
三浦健太郎氏の訃報に
2021/05/23 21:55

言葉を失いました。

ガッツとキャスカの歩んできた過酷な道程に
かすかな光が見えてきたところで届いた訃報。

かなり以前にも日記に書いたことがありました。
ベルセルクという類まれなファンタジーを。

一見ダークですが本質は素晴らしい愛情の物語。

そしてこの作品にもたくさんの精霊(エルフ)が描かれます。

その全ても失われてしまったのです。

そういう精霊を描かせたら比肩する人がありません。

ベルセルク37巻に描かれた 「遠い日の春花」

今まで何度、涙したことでしょう。

誰にも見つけてもらえずお城の牢獄でひっそりと
たった一人で生きてきた薺の精、チッチ。

捕らえられたガッツが牢獄に放り込まれます。
そして意識朦朧としたままチッチの姿を見つけます。

見つけてもらえた嬉しさでチッチはガッツにおそるおそる
近づいてきます。そしてガッツが怪我をしていることに気づきます。

チッチは自らである薺の葉を貼り付けガッツの傷を癒していきます。

「動けるよーになったらガッツ人間も行っちゃう?」

「この城に来る途中 お前と同じ花・・・お前の仲間が
 群れて咲いている丘を見かけた
 俺が動ける様になったら 連れてってやる
 お前の花ごと」

ガッツの言葉にチッチは大喜びです。

「なかま
 見つかるかなー
 見つけてくれるかなー」

眠りに落ちるガッツが聞いた、一生懸命にガッツを治療するために
自らの葉をむしり続けたチッチの最後の言葉。


純真無垢な精霊のお話。




三浦健太郎さん
本当にありがとうございました。

心よりご冥福をお祈りいたします




そして日記もこれが最後です。
皆さま、ありがとうございました。

非表示の使い方について

以下の対応が可能です。

  • ミュート機能(指定したユーザーの投稿を常に非表示)

※ミュート機能により非表示となった投稿を完全に見えなくなるよう修正しました。これにより表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。

Waggleできるゴルフ メニュー
マイページ メニュー