もうあれから何度もレースを見直して感慨に耽っています。

レース中は掲示板に書き込んだりしないのですが、ペルーサくんが今日は出遅れずに
上手にスタートを決め、前に上がって行った時に思わず書き込みました。

ペルーサ出遅れてなーーーい！！！行けーーーー！！！　って。

これまでとは何かが違う。そう感じていました。
昨年のバンデが見せたように、日経オープンは前でしっかり走れればそのまま
逃げることが出来るかもしれない。そんなことを思いながら・・・

そしてペルーサくんはタマモベストプレイに並びかけ、抜き去りました。
闘志あふれる美しい栗毛の馬体はぐんぐん突き放していきます。

最終コーナー。馬群が縮まる中、すぐ後ろのタマモベストプレイの津村騎手の激しいムチ。
一瞬差が詰まったように見えました。思わず両こぶしに力が入りました。
しかし差は縮まらない。ここからがペルーサくんの本領発揮でしたね。
それは凌ぎきるための末脚。上り３Ｆは両馬が３５秒０。差が詰らないはずです。

毎回毎回ペルーサくんが走るたびに勝利を願い続けて破れてきました。
でもいつも言い続けてきた言葉「願うことから夢は叶う。」
それを実現してくれたのもまたペルーサくんでした。

今日はペルーサくんの５年８ヶ月余りの競走馬生活の中で最もタフなレースだったと思います。
だからこそ生涯忘れられない８月８日になりました。競馬の神様、ありがとう。


今日のペルーサくんの功績は勝ったことだけではありませんね。
８歳牡馬の心意気が叩き出したレコードタイムと５年３ヶ月ぶりの勝利。

それはきっと多くの古馬や厩舎を元気づけてくれたと思います。
そして何よりもこの国の競馬の熱さと素晴らしさを教えてくれました。

８月８日。もうこれからはペルーサの日と呼びたい。


-----------------------------------------------------------------
写真はペルーサくんと同い年のビートブラックくんです。
この世代はやっぱりタフ。